君を ずっと 求めてた  

 

 

       最初で最後  1

 

クルーゼとの激闘の末、血のバレンタインの悲劇から始まった 悲しみの連鎖は 

ようやく 仮の終結を迎えた

 

 

核爆発に巻き込まれそうになったが、キラは何とか難を逃れた が、アトムの力は

凄まじく フリーダムは大破し キラ自身も少なからずダメージを受けていた

 

 

気がつくとエターナルの医務室にいた

「気が付かれましたか?」

淡い桃色の髪がなびいた

 

「おい!大丈夫か?」

「まったく、無茶をする」

 

双子の姉と親友も心配そうにこちらを覗いている

 

僕は無意識に紅の髪を捜してしまう そしてまた絶望する

君の死を 一番近くで見ていたのは この 無力な僕じゃないか

 

己の非力さを痛感する

 

《−・・・・生存者 発見  連合軍 女性 赤の髪をしている ―・・・》

 

「!!?」

 

数多くの犠牲者を出した闘いで、生存者がいないか 連合 ザフト 問わず 生存者がいないか捜索していたのだ

 

悲鳴を上げる身体に鞭を打ち、アスランに頼み、例の生存者が収容されたAAに向かった

 

 

「キラ!」

「キラ君」

 

仲間たちが気遣い、声をかけてくる   その一番向こうに かつて彼女をめぐって争って傷つけた友人の姿が映った

 

「キラ・・」

「サイ」

 

暫しの沈黙の後 サイはキラに微笑みかけ

 

 

「フレイだよ」

「!!」

 

フレイが生きていた! 途端 紫色の眼から 泪が溢れ出した

 

サイの話だと、フレイは奇跡的に命は取り留めたもの 身体には酷い火傷があり

暫く 宇宙空間に放り出されていたこともあり いまだ意識はないらしい

 

 

彼女の病室に静かに入り、求めていた姿を確認した

 

彼女が生きていることだけで こんなにも嬉しくて 夢なら覚めないでほしい

 

 

 

数日がたち、キラはいつもフレイの傍に付き添っていた

フレイは死んだように 眠り続けている 時々不安になり 彼女の手を握り締める

死んだ人間には感じられない 暖かみを感じ 安堵する

 

 

生きてさえいれば いつか 必ず

  

 

 

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種連載に手を出してしましました

フレイたん救出ネタやりたかったんだ(念願)

今後の展開は、ぼちぼち考えてます〜

よろしければ、長い眼で見てやってください